震災後1週間ぐらい、原発報道の緊迫感は凄かったですよね。今も収束にはほど遠いですが。世間が最もハラハラ見守ってた頃のことです。

メルトダウンしてしまうのかどうか?!という状況の中(結局してたけど)、わたしらはその週末に地元で結婚式を控えていました。
今思えばなんともなタイミングでした。

もともと、飛行機に乗る日は仕事後に空港へ直行し、その日休みを取っているゴロウさんと一緒に夜の便に乗る予定。
しかし、いよいよ危機感を感じて、ゴロウさんには昼の便で先に帰ってもらったのです。

無事式を終えて東京に戻り、結局何が収束したのやらしてないやらの中、また普段通りに仕事を始めたわけですが、会社での昼ご飯中にふと気になったことがありました。

わたしらと同じタイミングで(理由は原発ではありませんが)田舎へ帰っていた同僚が居ました。
その同僚に向かって先輩の一人が「大丈夫、◯◯君はそんな人じゃない!ってかみさんも言ってたよ」と言うのです。
「そんな人」というのは、「東京に知り合いを沢山残して、自分だけ田舎に避難する人」を指します。
半分冗談な感じでしたが、半分は本気なのが感じ取れます。

日本人には意外と多いのでは無いでしょうか?
妙な連帯意識(?)で足の引っ張り合いをしてしまい、自分や家族の安全に対して行動できない人が。

本当の危険と感じたときは、メディアの言う事などより自分の直感を信じて最善を尽くすのが、人間ではないでしょうか。
それをしないのは、安全病に侵されているか、単に面倒を避けているかのどちらかだと思います。
もし冷静に自分の意思で状況判断したのだとしたら、同じく自分の意思で別の判断をした他人に干渉などしないはずですから。

あら、長くなってしまいました。

とにかく今一度自分に言い聞かせるのは、「自分の家族は自分の意思で守る」
それだけのことです。